スザート先生と吹奏楽
こんばんは。花月です。
日曜日から整形外科に通って、神経痛の治療をしています。脚と腰に吸盤をくっつけて、電気を流してもらうのですが、絶妙にマッサージされている感覚でとても気持ちいいのです。今日は徹夜明けだったこともあって、治療中の10分間、爆睡していました。
最近、久し振りにティールマン・スザートのダンサリーを聴いていました。やっぱりスザート好きだなあ。
スザートといえば、我らが(?)ヴァンデルローストもスザートのオマージュ作品を作っています。「ネム・スザート」というタイトル。ヤマハのバンドクリニックの会場だった「合歓の郷」とかけているんですって!センスいいね。
オリジナルのスザートを聴くついでにヴァンデルローストのスザートも久し振りに聴いたのですが、なんか思っていたよりヴァンデルロースト色強かった。タンバリンとかトランペットとか、確かにスザートなんだけど、ヴァンデルローストの味が濃かった。こんな曲だったっけ!
ちなみにヴァンデルローストbotではこんな風に紹介しています。
“「ネム・スザート」ヤマハのバンドクリニックのために作曲された曲。題名はクリニックの会場「合歓の郷」と「スザート組曲」で有名な16世紀の作曲家の名前から。冒頭のパーカスとルネサンス感溢れるハーモニーは、正に「シンフォニック・スザート」!”
「シンフォニック・スザート」っていう表現は、自分で「うまいな~」と思っています、はい、申し訳ございません。
いうなればルネサンス舞曲なので、「モンタニャールの詩」感もあります!
オランダの作曲家、ヤン・デハーンも「スザート・ヴァリエーションズ」という作品を書いているんですよね。日本でのタイトルはそのまま片仮名表記なのだろうか、それとも「スザート変奏曲」とかにしておいたほうがいいのだろうか。
「ダンサリー」のラスト”La morisque”の旋律をモチーフとした変奏曲です。元ネタを知らなくても楽しめると思いますが、知ってるとより面白いですね。こういうところからルネサンス音楽を覚えていくわけです。
吹奏楽で聴くルネサンス音楽についてはもっと色々語りたいので、引き続き記事にしていこうと思います。ヴァンデルロースト×ルネサンスの話題だけで小一時間潰せる自信がある。
花月こころ