合同演奏会の思い出

こんばんは。

バイト後、あんまりにも喉が渇いたのでスパークリングワインを買ってきてしまいました。オーストラリアの白ワインだそうです。美味しいです。
そんなわけで本日は酔っぱらいがお送りします。
さて。
学生時代に吹奏楽部に所属されてた方で、「合同演奏会」なるものに参加したことがある方、いらっしゃいますか?
私の地元では、他の学校と一緒に演奏する機会を多く設けていて、中学時代は多くて年に2回、他の学校の生徒と一緒に合奏していました。
内訳としては、秋の5校合同演奏会、春のスプリングコンサート(9校合同演奏会)。
「この学校の吹奏楽部はどのくらいの人数で、どのくらいのレベルか」というのは何となく把握していても、実際に演奏している部員同士でコミュニケーションをとることって中々無いので、合同演奏会はとても楽しんで参加していたことを覚えています。
初めて合同演奏会に参加したのは中学2年生の秋。秋の5校合同演奏会では、2、3年生約120名が同じステージに乗り、3曲を演奏します。
このときのプログラムは
南風のマーチ/渡口公康、パイレーツ・オブ・カリビアンメドレー、もののけ姫メドレー(小島里美編)。私はホルン4thでの参加でした。
演奏会の前には、決まって1度だけ合同演奏の参加者が集まり、合同練習が行われます。会場は、地域で一番レベルの高い吹奏楽部がある中学校でした。基礎合奏をリードするのはその吹奏楽部の顧問で、さっとチューニングやロングトーンを行うだけなのですが、とても新鮮で嬉しかったのを覚えています。
後に彼の指揮である演奏会の全プログラムを演奏することになるのですが、それはまた別のお話。
もののけ姫の「タタリ神」ではホルンが主旋律を吹くのですが、正直、ホルンを始めて2-3年の中学生には難しいレベル。音域も少し高めだったような。
そういうわけでそれなりに目立つ旋律なので、指揮者の先生に「そこはホルン立って吹け」と言われました。ホルンを吹き始めて、初めて「ホルンのカッコよさ、故の難しさ」に遭遇した瞬間だったかもしれません。
次の合同演奏会は3月のスプリングコンサート。9校の2年生約120名が同じステージに乗ります。
曲目は”The Beginning”(レッドクリフ)、うちの顧問が編曲した「越天楽」、「ロッキーのテーマ」(岩井直溥編)。2ndでの参加。
The Beginningが単純にとても楽しかったです。やっぱりホルンが目立つ部分があるんですよ。この時期にはもうホルンの音色のカッコよさに味をしめていて、ここぞとばかりに吹いてやった記憶があります笑
そしてこの曲の指揮をしていた先生がめちゃくちゃタイプの男性で、密かに想いを寄せていたりしました。今思うとかなり面白いですね。
スプリングコンサートで一緒に2ndを吹いていた子が演奏会後にタオルハンカチを落としていて、それを届けたことがきっかけでお互いに顔を覚えて、メル友になったりしました。メル友って響きが懐かしいな。
中学3年生の秋の合同演奏会では、「風之舞」、「ジャパニーズグラフティ『美空ひばりメドレー』」、「キエフの大門」を演奏しました。光栄にも1stで参加。
あ、ここまで普通に担当パート書いてましたが、パート分けは各学校の顧問が相談して決めているようでした。勿論1stでない3年生もいたので、(前年のパート分けの影響もあるにせよ)1stに選ばれたのはとても嬉しかったです。
この年の合同練習で、当ブログにも何度か登場している「滅茶苦茶な音楽オタクのホルン吹き」の初めて遭遇します。当時彼は中学2年生でしたが、私にも分かるくらい音が物凄く綺麗でした。幼心にも嫉妬した。
風之舞は本当に、とても楽しかった!です!音量バリバリ出して吹いていました。YouTubeでも何度も音源を聴いて、うっとりしていましたね。もう一度演奏したい曲の 1つです。
「キエフの大門」は、冒頭からHighBのロングトーンの連続で、あの頃の私には非常にきつかったです。隣の同じ1stの子と「これは無理だわー」と話してました。音が出たとしても、音程がめちゃくちゃだったろうな…。
そういえばこのとき演奏したのは誰の編曲だったのだろう?実家で見つけたら追記します。
中学1年生のときは合同演奏には参加しなかったのですが、先輩たちが「ジャパニーズグラフティ『嵐メドレー』」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「アフリカンシンフォニー」を演奏していました。うちの中学の先輩が嵐メドレーの「One Love」でピッコロソロを務めていたのですが、めちゃくちゃカッコよかったです。好きになりそうでした。
実は高校でも春に「百花繚乱コンサート」という合同演奏会があって、1年生のときに「惑星より『木星』」(ホルスト/リード監修)と「ブラジル」を演奏しました。
木星はせっかくホルンがかっこいいのに、あまり演奏に対するモチベーションが上がらなかったのが悔しい。死ぬまでにもう1回リベンジしてやります。
この1年後に同じコンサートで、「アルメニアンダンスパート1」も演奏していました。このとき私は既に退部していたので、勿論参加はしていません。あと半年くらい我慢していたら、もう少し早くアルメニアンデビューできていたのかと思うと、少しだけ「惜しいことをしたな」と思います。
という訳で、合同演奏会の思い出のお話でした。これから合同演奏会に向けて頑張る生徒さんの役には多分立てないでしょうが、どうか皆さん楽しんで参加してきてください。応援しています。あなたの演奏会を聴きに行くかもしれません。
花月こころ

花月こころ

ベルギー近現代音楽が主な狩場。最推しはヴァンデルローストとポール・ジルソン。ブラスバンドでコルネット。

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