吹奏楽と「色」の話1

この間の記事の、オスティナーティの項にもちょっと書いたのですが↓
3つのグランドオーヴァーチュア、2つのコンサートピース

 

音楽に対するイメージカラーを持つことがあるんですよね。
「この曲は何色っぽい」とか。

共感覚を持っているとかじゃないので、大抵はCDジャケットの色やスコアの色に左右されがちですが。
例えば、ヴァンデルローストの「プスタ」は赤系統、「リクディム」は青系統のイメージを持っています。
何でだろう?と思ったら、スコアの色がそれぞれ赤・青でした。

 

 

 

逆にこんなのよっく覚えてるな自分。

「タンツィ」はCDジャケットともスコアとも色が被ってないんですが、なぜか紫イメージ。
聴きたいときに、いつも「紫」のジャケットの作品集を探してしまうのが悩み。(本当の収録CDは緑のジャケット)

 

ヴァンデルロースト絡みでもう一つ、
彼の吹奏楽作品集は今日時点でVol.10まで出てるのですが、Vol.1~10までで、ジャケットの色が色相環を大体1周しているんです。
Vol.11は何色になるんだろうと、密かに気にしています。
下の図参照。色相環も自分で作った。

CD-color

(何に時間を使っているんだか…)
8-9で入れ替わりが発生しているのが気になる。
あと、3/4、5/6の色が似すぎているのがめちゃめちゃ不満。もうちょっとどうにかならんかったのか。

 

色をテーマにした曲。パッと思いつくのは、スパークの「カラーシンフォニー」とアッペルモントの「カラーズ」。

「カラーシンフォニー」は、白・黄・青・赤・緑の5色構成。

各楽章の色のイメージ:
Whiteはオフホワイト、少し黄みがかった感じ。天然素材。
Yellowは山吹色っぽい、赤みの黄色。かなり鮮やか。
Blueは青紫に近いロイヤルブルーが基調。夜空、沈むような青。
Redは茜色とか、スカーレットとか言われるような、マゼンタ寄りの赤。
Greenは地球。地球!?地球って何!?
地球上の緑全部包み込むような。大木から大草原から苔むした岩まで…色相広めってことかな…

 

トロンボーン協奏曲「カラーズ」は黄・赤・青・緑の4色構成。なぜ緑は最後に来るのだろう。

各楽章の色のイメージ:
Yellowは、パッキリとした黄色!というよりは、太陽光のような黄みがかった白色光のイメージ。
Redは少し朱色よりの赤色。
Blueはかなり色の範囲が広い。青緑から青紫まで、まんべんなく入り混じる感じ。
Greenは新緑というか、黄緑っぽい緑の雰囲気がある。

 

別にこの色のイメージは個人の感想なので!
公式見解でも何でもないので、「私はこんな色だと思う」という感想があれば是非知りたいです。

 

本当はチラシとか衣装の色にも触れたかったのですが、時間の関係で…
明日も早朝からバイトなので…
タイトルに「1」を追加し、一旦区切ります。続きはまたあとで。

花月こころ

ベルギー近現代音楽が主な狩場。最推しはヴァンデルローストとポール・ジルソン。ブラスバンドでコルネット。

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