例の初心者-オタクテンプレ

初心者「ヴァンデルロースト作品、何から聴けばいい?」

優しいオタク「アルセナール、プスタ、カンタベリーコラールあたりから」

じっくり育成したいオタク「まずは吹奏楽作品集Vol.1から」

沼に引きずり込むオタク「シンフォニアハンガリカ」

話しかけてはいけないオタク「とりあえず最新CDを」

末期「とりあえずリクディムを」

 

やりたいと思ってTwitterで下書きまで作ったのですが、どうにも140字を超えてしまうので、
ブログでやることにしました。

めちゃめちゃ真面目に考えてこんな感じ。

せっかくなので、なんでこれにしたか一つずつ解説していきましょう。

優しいオタク「アルセナール、プスタ、カンタベリーコラールあたりから」

まあまあまあ、特に異論はないでしょう。
一番の有名どころで、演奏時間短めのものを3つ挙げました。
ここにフラッシング・ウインズをいれてもよし。

じっくり育成したいオタク「まずは吹奏楽作品集Vol.1から」

曲目は下の通り。

ヴァンデルローストの最初期作品にして最重要作品群です。
たぶん。
マーキュリー、スパルタクス、ハイラプ、プロ組が一緒に入ってるのがポイント高いです。
ハイラプは個人的に、特に最初のうちに聴いておいた方がいいと思う。
聴きやすいし、とってもいい曲なので…

ブラジリアーナも、もう中々こういう曲書かないけれど、
民族音楽を書くヴァンデルローストのアプローチの1つと考えれば聴いておいて損はないでしょう。

沼に引きずり込むオタク「シンフォニアハンガリカ」

これは迷った。
どこから沼に引きずり込んでいけばよいものか。

個人的には「オオサカンライブコレクションVol.19」とか、かなり沼だと思うのですが、
初心者にクラリネット協奏曲を聴かせるのも酷かなあ…と思い。

やっぱり「かっこいいヴァンデルロースト」の沼に突き落とすなら
シンフォニアハンガリカかなあ、という結論に至りました。
40分ずっとかっこいいヴァンデルローストに浸れるのは強いですね。
シンフォニアハンガリカで落ちれば、あとはオタクの道に真っ逆さまに転落してくれると思います。

この場合、最良の条件としては
「コンクールや演奏会への来場経験が既に数回ある人が、プロや高レベルアマチュアの演奏を生で聴く」ですね。
(演奏会慣れしていないと聞き流しや居眠りの発生確率がかなり高いので)
生で聴くシンフォニアハンガリカは、本当にCDと全然違いますよ。

話しかけてはいけないオタク「とりあえず最新CDを」

吹奏楽作品集Vol.10のことじゃないです。
最新CDとはこれです。↓

音楽としては初心者にも難しくはないし、聴きやすい曲も多めに入っているのですが、
日本在住でこのCDの存在を知っており、かつ初心者に勧めてくるような奴は、どう転んでもヤバい奴です。
話しかけてはいけません。

ただ、質問が「おすすめのクラシックのCDない?」だったら、
筆者がこれを勧める可能性は大いにあります。ありあり。

末期「とりあえずリクディムを」

末期の言う「とりあえずリクディム」とは。

↓とりあえずリクディム

↓次のリクディム

↓まだリクディム

↓さらにリクディム

↓仕上げにリクディム

リクディムはいいぞ。

おまけ

ネタに走りがちなオタク「化学組曲www」

 

相手が初心者だということを全く考慮しないオタク「マイルストーンズ」

 

話を聞いていないオタク「高橋徹先生の日記帳スペシャル」

 

筆者「えっヴァンデルロースト知ってるの!?やった!私の好みになっちゃうけど、吹奏楽のCDだったらVol.8がいちばん好きだよ!あと1番最近の作品集も是非聴いて、そうだアルセナールとかカンタベリーコラールはもう聴いた?あっ、12月に来日して自分の作品の指揮振ってくれるんだけどその演奏会一緒に行かない?それとこの”Dances of Innocence”って曲はヴァンデルロースト曲の中でいっちばん好きなんだけどまじでいい曲だから聴いて、10回聴いて」

花月こころ

ベルギー近現代音楽が主な狩場。最推しはヴァンデルローストとポール・ジルソン。ブラスバンドでコルネット。

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