ファンファーレバンドやりたい

私の将来の夢のひとつに、

「ファンファーレバンドを地元で立ち上げる」
があります。
ファンファーレバンドって何かってざっくり言うと、金管楽器とサックスファミリーによる編成の演奏団体のことです。
吹奏楽でクラリネットがいるところにフリューゲルホルンがいたり、
金管にバリトンホルンが追加されています。
フレンチホルンがアルトホルンになる場合もあります。
なんでファンファーレバンドやりたいのかって言うと、
えーと、
また私の大好きなヴァンデルローストさんが登場するんですが、
私個人で、
「ヤン・ヴァンデルロースト作品で好きな曲top5」
を勝手に決めています。
その中に「オスティナーティ(Ostinati)」と
「リビジョンズ(Revisions)」
という作品があるんです。
この2曲の共通点こそ、
「ファンファーレバンドのための作品である」
こと。
「オスティナーティ」は洗足学園ファンファーレオルケストによる委嘱作品です。
割と早い段階で作曲者本人が吹奏楽編成にアレンジして、
タッドウィンド・シンフォニーが世界初演を務めています。
聞いたことある方もいらっしゃるでしょう。
吹奏楽版世界初演の音源はこの前手に入れたのですが、最高の演奏です!
この1曲ために1400円出すのも惜しくないです!
「リビジョンズ」は、
少なくとも日本で耳にしたことのある方は
ほとんどいらっしゃらないと思います。
私はiTunesで「Jan Van der Roost」で検索して、偶然出会えました。
1990年代の作品で、確認できている音源はたったひとつ、
Fanfare “St.Martinus”Urmond
による演奏のみです。
途切れなく演奏される25分の大曲で、
グレード5と難易度高め
(といってもグレード6の作品がばんばん出版されてばんばん演奏されている現状)
ですが、個人的に
とても教育的な作品だな~!
と思っています。
ド迫力!みたいな曲じゃなくて、
少数のセクションでのアンサンブル力を試されるような、
緊張感のあるリスキーさが大好き。
フリューゲルホルンのソロの後ろで副旋律を吹くユーフォニアムがめちゃくちゃカッコいい。
あとタンバリンとかチャイムがいちいち効果的なんですよ~!
「リビジョンズ」を一番初めに聴いた場所は、
コンビニのイートインスペースでした。
普段コンビニで吹奏楽の演奏を聴いてもBGMにかき消されてしまうのですが、
この曲はなぜかちゃんと聞こえたんです。
25分もあるのに全く聴いてて集中力が途切れなくて、
「あ、この曲すごくいい」
と一目惚れ(一耳惚れ?)しました。
本題に戻りましょう。
私がこの2曲をどれだけ好きかはもう十分伝わったことと思います。
これだけ大好きな曲がファンファーレ編成の曲だったら、
ファンファーレバンドに興味を持たないではいられません。
単刀直入に申すと、これらの曲を自分で演奏したいんです。
もっと言うと、「リビジョンズ」の音源をこの世に少しでも増やしたい。
日本での演奏例を作りたい。
日本にあるファンファーレバンドの数って、
本当に片手に収まるか収まらないかくらい少ないんです。
実は世界を見ても「オランダ・ベルギーで活発」くらいで、
とても限定された地域の編成です。
でもヨーロッパの吹奏楽シーンには必要不可欠な編成。
ウィンド・ブラス・ファンファーレの3編成のために作曲している方は割と多いイメージです。
何より、私はファンファーレバンドの密度ある響きが大好きなんですよ!
2018年11月に洗足学園で初めてファンファーレオルケストの演奏を聴きましたが、
感激なんてもんじゃなかった。
なんで地元で立ち上げたいのか、という部分は、
単純に地元民にファンファーレバンドの存在を知ってもらいたいからです。
吹奏楽と比較するとフルート・クラリネットが仲間はずれになっちゃうし、
フリューゲルホルン人口もすごく少ないと思うので、
いばらの道でしょうけれどね!
考えるだけならタダなので!
そもそも北関東でファンファーレバンドを立ち上げてくれる方がいたら、
私が自分で企画することもないので、
喜んで楽器だけ持って参加するんですけど。
誰か何かどっかで企画してくれてないかな(他力本願)
花月こころ

花月こころ

ベルギー近現代音楽が主な狩場。最推しはヴァンデルローストとポール・ジルソン。ブラスバンドでコルネット。

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